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← 目次(もくじ)へ天(てん)・山(やま)・海(うみ)のご縁(えん) / 第(だい)11話(わ)

STORY 11 / 13 読書(どくしょ)の目安(めやす) 約(やく)3分(ふん)

一(いち)本(ほん)の釣り針(つりばり)から、海(うみ)の国(くに)へ。

海幸彦(うみさちひこ)と山幸彦(やまさちひこ)

釣り針(つりばり)をなくしたら、海(うみ)の神様(かみさま)の宮(みや)まで!? 探し(さがし)物(ぶつ)から始まる(はじまる)、大きな(おおきな)旅(たび)だよ。

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ここまでの話(はなし)

ニニギとコノハナノサクヤヒメの子(こ)。兄(あに)のホデリは海(うみ)、弟(おとうと)のホオリは山(やま)で、獲物(えもの)をとるのが得意(とくい)だよ。

登場(とうじょう)する神様(かみさま)・人物(じんぶつ)

名前(なまえ)は、一(いち)度(ど)で覚え(おぼえ)なくて大丈夫(だいじょうぶ)! 気(き)になった神様(かみさま)の紹介(しょうかい)を開い(ひらい)てみてね。

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借り(かり)たもの、なくしちゃった……。

ホオリは、兄(あに)のホデリに仕事(しごと)の道具(どうぐ)を交換(こうかん)したいと頼む(たのむ)よ。でも、慣れ(なれ)ない釣り(つり)で、借り(かり)た針(はり)をなくしてしまうんだ。代わり(かわり)の針(はり)をたくさんつくっても、兄(あに)は元(もと)の針(はり)でなければだめだと譲ら(ゆずら)ない。困っ(こまっ)たホオリは、浜辺(はまべ)で泣い(ない)ていたよ。

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探し(さがし)物(ぶつ)の途中(とちゅう)で、まさかの結婚(けっこん)!

シオツチという神様(かみさま)の助け(たすけ)で、ホオリは海(うみ)の神様(かみさま)の宮(みや)へ向かう(むかう)よ。そこで娘(むすめ)のトヨタマヒメと出会い(であい)、結婚(けっこん)するんだ。歓迎(かんげい)されて、海(うみ)の宮(みや)で三(さん)年(ねん)。でも、やがて釣り針(つりばり)を探し(さがし)に来(き)たことを思い出す(おもいだす)よ。そうそう、もともとの用事(ようじ)はそれだった!

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魚(さかな)たちに聞い(きい)たら、見つかっ(みつかっ)た!

事情(じじょう)を知っ(しっ)た海(うみ)の神様(かみさま)は、魚(さかな)たちを集め(あつめ)て聞い(きい)てみるよ。すると、タイののどに針(はり)が引っかかっ(ひっかかっ)ていると分かる(わかる)んだ。元(もと)の針(はり)が、やっと見つかっ(みつかっ)た! 海(うみ)の神様(かみさま)は、兄(あに)への対処(たいしょ)の仕方(しかた)と、潮(しお)を満たし(みたし)たり引か(ひか)せたりする玉(たま)を授け(さづけ)て、ホオリを地上(ちじょう)へ送り返す(おくりかえす)よ。

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兄(あに)と弟(おとうと)の立場(たちば)が、逆転(ぎゃくてん)する。

戻っ(もどっ)たホオリが教え(おしえ)られたとおりにすると、ホデリはだんだん困り(こまり)、ついには弟(おとうと)を攻める(せめる)よ。ホオリは玉(たま)で潮(しお)を満たし(みたし)、兄(あに)が苦しむ(くるしむ)と潮(しお)を引か(ひか)せる。最後(さいご)に、兄(あに)は弟(おとうと)に従う(したがう)と約束(やくそく)するんだ。ただ仲直り(なかなおり)しただけでなく、海(うみ)の力(ちから)を得(え)た弟(おとうと)が、兄(あに)より強い(つよい)立場(たちば)になる話(はなし)でもあるよ。

どうして、そうなったの?

どうして、代わり(かわり)の針(はり)じゃだめなの?

兄(あに)は代わり(かわり)を受け取ら(うけとら)ず、貸し(かし)たその針(はり)を求める(もとめる)よ。だから弟(おとうと)は、自分(じぶん)だけでは行け(いけ)ない海(うみ)の世界(せかい)まで探し(さがし)に行く(いく)ことになるんだ。兄(あに)の本当(ほんとう)の気持ち(きもち)を決めつけ(きめつけ)ず、「代わり(かわり)では解決(かいけつ)しない問題(もんだい)が、旅(たび)のきっかけになった」と読む(よむ)と、流れ(ながれ)が分かる(わかる)よ。

つながる、次(つぎ)の物語(ものがたり)

ホオリとトヨタマヒメに、子ども(こども)が生まれる(うまれる)よ。天(てん)・山(やま)・海(うみ)の家族(かぞく)が、次(つぎ)の世代(せだい)へつながるんだ。

この話(はなし)の出典(しゅってん)・省略(しょうりゃく)したところ

古事記(こじき)にもとづく、このサイト独自(どくじ)の短い(みじかい)再話(さいわ)です。現代語訳(げんだいごやく)の転載(てんさい)ではありません。

海幸彦(うみさちひこ)はホデリ、山幸彦(やまさちひこ)はホオリを指す(さす)親しま(したしま)れた呼び名(よびな)です。後世(こうせい)の童話(どうわ)の結末(けつまつ)を混ぜ(まぜ)ず、兄(あに)が弟(おとうと)に従う(したがう)ところまで紹介(しょうかい)しています。

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