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← 目次(もくじ)へ天(てん)・山(やま)・海(うみ)のご縁(えん) / 第(だい)12話(わ)

STORY 12 / 13 読書(どくしょ)の目安(めやす) 約(やく)3分(ふん)

離れ(はなれ)ても、つながる家族(かぞく)。

トヨタマヒメとウガヤフキアエズ

いよいよ、初代(しょだい)天皇(てんのう)のお父さん(おとうさん)の世代(せだい)へ。長かっ(ながかっ)た家族(かぞく)のつながりも、ここまで来(き)たよ。

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ここまでの話(はなし)

海(うみ)の神様(かみさま)の娘(むすめ)トヨタマヒメが、ホオリを追って(おって)地上(ちじょう)へ。子ども(こども)を地上(ちじょう)で産む(うむ)ためなんだ。

登場(とうじょう)する神様(かみさま)・人物(じんぶつ)

名前(なまえ)は、一(いち)度(ど)で覚え(おぼえ)なくて大丈夫(だいじょうぶ)! 気(き)になった神様(かみさま)の紹介(しょうかい)を開い(ひらい)てみてね。

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待っ(まっ)て、屋根(やね)がまだできてない!

浜(はま)に、子(こ)を産む(うむ)ための小屋(こや)をつくるよ。でも屋根(やね)をふき終わる(おわる)前(まえ)に、子ども(こども)が生まれ(うまれ)そうになるんだ。トヨタマヒメは、産む(うむ)ときは元(もと)の世界(せかい)の姿(すがた)に戻る(もどる)ので、決して(けっして)見(み)ないでほしいとホオリに頼む(たのむ)。地上(ちじょう)に来(き)ていても、もともとは海(うみ)の世界(せかい)の神様(かみさま)なんだね。

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見(み)ないでって、言っ(いっ)たのに。

ホオリは約束(やくそく)を守ら(まもら)ず、中(なか)をのぞいてしまう。そこにいたのは、大きな(おおきな)ワニの姿(すがた)のトヨタマヒメ。姿(すがた)を見(み)られたことを恥じ(はじ)た彼女(かのじょ)は、子ども(こども)を残し(のこし)て海(うみ)へ帰る(かえる)よ。生まれ(うまれ)た子(こ)はウガヤフキアエズ。長い(ながい)名前(なまえ)は、屋根(やね)がふき終わる(おわる)前(まえ)に生まれ(うまれ)たことにつながっているんだ。

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離れ(はなれ)ても、つながりは残る(のこる)。

トヨタマヒメは子ども(こども)を思い(おもい)、妹(いもうと)のタマヨリビメを、育て(そだて)役(やく)として地上(ちじょう)へ送る(おくる)よ。ホオリとトヨタマヒメは、歌(うた)で思い(おもい)を交わす(かわす)んだ。一緒(いっしょ)に暮らせ(くらせ)なくなっても、子ども(こども)や歌(うた)を通じ(つうじ)たつながりは、続い(つづい)ているんだね。

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そして、神武天皇(じんむてんのう)の世代(せだい)へ!

成長(せいちょう)したウガヤフキアエズは、タマヨリビメと結ば(むすば)れて、四人(よにん)の子(こ)をもうけるよ。その一人(ひとり)が、カムヤマトイワレビコ。後(ご)に神武天皇(じんむてんのう)と呼ば(よば)れる人(ひと)なんだ。アマテラスから、ニニギ、ホオリ、ウガヤフキアエズへ。何(なに)世代(せだい)もたどって、初代(しょだい)天皇(てんのう)にたどり着い(たどりつい)たね。

どうして、そうなったの?

山(やま)と海(うみ)の家族(かぞく)が、どうして大事(だいじ)なの?

天(てん)から来(き)た一族(いちぞく)が、山の神(やまのかみ)の娘(むすめ)、海(うみ)の神(かみ)の娘(むすめ)と家族(かぞく)になる。そのつながりが、天皇(てんのう)の家族(かぞく)の由来(ゆらい)として語ら(かたら)れるんだ。天(てん)だけの力(ちから)で地上(ちじょう)を治める(おさめる)というより、地上(ちじょう)のつながりも重ね(かさね)ていく話(はなし)、と読む(よむ)ことができるよ。

つながる、次(つぎ)の物語(ものがたり)

ここまでが、神々(かみがみ)の世代(せだい)を中心(ちゅうしん)にした話(はなし)。次(つぎ)は、日向(ひむか)から大和(やまと)へ向かう(むかう)旅(たび)だよ。

この話(はなし)の出典(しゅってん)・省略(しょうりゃく)したところ

古事記(こじき)にもとづく、このサイト独自(どくじ)の短い(みじかい)再話(さいわ)です。現代語訳(げんだいごやく)の転載(てんさい)ではありません。

タマヨリビメは、物語(ものがたり)上(うえ)、ウガヤフキアエズの母(はは)の妹(いもうと)でもあります。古代(こだい)の系譜(けいふ)に語ら(かたら)れる関係(かんけい)を示す(しめす)もので、現代(げんだい)の家族(かぞく)制度(せいど)の説明(せつめい)ではありません。

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