ここまでの話
舞台は出雲から因幡へ。オオナムヂという若い神様が、兄たちの荷物を持って歩いているよ。
登場する神様・人物
名前は、一度で覚えなくて大丈夫! 気になった神様の紹介を開いてみてね。
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海を渡るために、ひと工夫。でも……。
島から向こう岸へ渡りたいうさぎは、海の生き物のワニたちに、仲間の数を比べようと持ちかけるよ。一列に並んでもらい、数えるふりをして背中を渡るんだ。でも最後に、だましたことを言ってしまう。怒ったワニに皮をはがされ、うさぎはひどいけがをしてしまうよ。
02 / 4
言われたとおりにしたのに!
通りかかったのは、ヤガミヒメに結婚を申し込む旅の途中の兄神たち。うさぎに、海水を浴びて風に当たればよいと教えるんだ。でも、言われたとおりにすると、痛みはもっとひどくなる。うさぎは泣くことしかできないよ。
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遅れて来た神様は、まず話を聞く。
兄たちの荷物を持たされたオオナムヂが、遅れてやってくるよ。まず、なぜ泣いているのかを聞くんだ。事情を聞くと、川の水で体を洗い、ガマの花粉を敷いて横になるよう伝える。この神話では、それでうさぎは元の姿に戻るよ。現実のけがの手当てとは、分けて読んでね。
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助けて終わり、じゃないんだ。
うさぎは、ヤガミヒメが選ぶのは兄たちではなくオオナムヂだと告げるよ。そしてヤガミヒメも、オオナムヂとの結婚を望むんだ。よかった! と思ったら、まだ続きが。選ばれなかった兄たちは怒り、オオナムヂに危害を加えようとするよ。
どうして、そうなったの?
このうさぎが、どうつながるの?
うさぎを助けた神様が選ばれ、それで兄たちにねらわれ、やがて大国主になっていくんだ。最初から国を治める神様だったわけじゃない。あの有名な話が、長い成長の物語につながっているんだよ。
つながる、次の物語
親切な若い神様にも、つらい出来事が。次は、一人では越えられない試練が待っているよ。
この話の出典・省略したところ
古事記にもとづく、このサイト独自の短い再話です。現代語訳の転載ではありません。
「因幡の白うさぎ」は親しまれている題名です。古事記の「稲羽の素兎」の「素」は、毛や皮を失った姿と読む説明があります。「ワニ」はここでは原典の呼び名を残し、サメなどとする説があります。手当ては神話の中の描写です。
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